「青木切」伝)寂蓮筆 幅

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伝承筆者 寂蓮と云われる「青木切」です。旧蔵者「青木信寅」に因み、後拾遺集の巻第十五の断簡を「青木切」と呼んでいます。
本品は後拾遺集 第十五 雑一の断簡。
“斎信の民部卿のむすめにすみわたり待りけるにかるの女身まかりにければ法住寺といふ所にこもりぬて待りけるに月を見て   民部卿長家
諸共にながめし人も我もなき宿にはひとり月やすむらむ“
寂蓮(1139年- 1202年8月9日)は、平安時代末から鎌倉時代初期にかけての歌人、僧侶。俗名は藤原定長
表具は古いものですが近年に綺麗に補修されております。箱もその際に新調したものでしょう。

本紙 縦 22 横 11、 全体 縦 128.5 横 31(cm)