懸仏

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ミニマルな造形の懸仏。頭部や両手で宝鉢を持っているので十一面観音菩薩だと判断しました。表情も良く、時を経た銅味も申し分ありません。都作ではないですが、製作した仏師、奉納した方の素朴な人柄がきっと反映されているだろうと感じられる造形は親しみ易く温かみがあります。真ん中の穴は、盤に取り付ける際の釘穴でしょう。盤などに取りつけていたものですので自立はしませんので予めご了承ください。室町時代。

縦 1  横 3.5  高さ 6.5 (cm)