南都古材垂撥

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古材で作られた垂撥。目の細かく詰まった柾目の枯れた味わい、上と下にある表情のある部分は古代寺院のものに多く見られる特徴です。中央部の凹凸のない平らな部分は上下に比べるとそこまでではないようで、どの時点かはわかりませんが新たな面を出したように思われます。しかしながらそれなりに経年変化しておりますので違和感は個人的にはあまり感じませんが画像にて充分ご確認下さい。小さな釘穴がありますが、引っ掛ける為の金具、穴は空いていませんのでご自身でお使いし易いようにご対応をお願い致します。焼印、墨書などございませんので、どこの寺院かは断定はできませんが、入手経路を考えると奈良近郊の寺院と考えます。中世まで上がる古材でしょう。

縦 1.3  横 9  高さ 78 (cm)