古美術 三坂堂　online shop

奈良を中心に活動した仏師 吉川政治作の大ぶりな蓮弁。氏の自宅アトリエから出たものです。氏の資料や記録は時代背景的に多くはございませんが戦前〜戦後に奈良の国宝、重文をはじめ様々な仏像の修復を行なっています。材は一木ではなく二つの材を継いでおり、漆は施されていない木地のまま。平安時代の緩やかな曲線の形状が見事に再現されています。修復用にに制作したのか、もしくは参考資料として古いものを写したのでしょう。綺麗な形ですので菓子皿として使っても良いかと思います。仏教美術の敷板代わりにも最適。お好きな方であれば酒器盆として良いかもしれません（こぼしたら染みますが）数十年保管されたもので、おそらく最後まで仕上げされていなく、荒目の鑿目が残り、多少の汚れなどもございますので予めご了承下さい。個人的にはそれも含めて魅力を感じます。昭和時代。


縦　30.5　横　27　高さ　3.5（cm）