焼経入釘隠形合子

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蓋部に紺紙銀字経を玻璃の下に収めた風雅な一具。
箱書に「玻璃製 天平紺紙銀字華厳経文 昭和二三初夏 招山長老・・」とあり、いわゆる二月堂焼経の断簡を用いたものと考えます。銀字は白金光を帯び、別称「プラチナ経」とも称される風をよく示し、書風もまたそれに通じるものがございます。紺紙が濃色なのは焼失を免れ水に掛からなかった部分かと推測します。
奈良時代の木製釘隠を摸した合子は経文を護るに相応しい形のように思います。

直径 9.5 高さ 3.5(cm)