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後鬼像

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青緑の彩色が残る役行者の脇侍として知られる後鬼の像と考えられます。小像ながらも、技法および作風から判断するに、室町時代頃まで上がるかもしれません。躍動感に富む腕や脚の動き、たなびく髪の表現には仏師の確かな技術を感じられます。なんとか自立はいたしますが、座りが悪いため、そのままですとバランスを取るのが難しいので管設置面に小布などを挟むと安定いたします。小品ながらも見捨てがたい魅力を湛えた一躯。

縦　3　横　5.5　高さ　6（cm）