地獄太夫乃図

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室町期にその名を知られた伝説的遊女・地獄太夫を描いた一幅。自ら「地獄」を号し、衣装には地獄の光景を繍い込み、心には仏名を唱えながらも、口には風流の唄を含んだと伝わる人物です。その妖艶な容貌と華麗な装束、そして座っている骸骨が強い印象を与える作品です。
表具には経年相応の脆弱さが見られ、剥がれや破れ(小さな裂が落ちる箇所もあります。)が点在いたしますが、適切に扱っていただければ鑑賞上大きな支障はないと考えております。骸骨の構図に惹かれて入手したものです。懐月堂安度の銘および箱書きが付属しておりますが、当方は専門外につき、真贋等について断定的な判断はいたしかねますこと、あらかじめご了承下さい。時代は江戸期。共箱。


本紙 縦 82.5 横 44、 全体 縦 191 横 59(cm)