銅造三尊仏

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中央に智拳印を結ぶ大日如来を据えた、やや珍しい構成の三尊仏。一般的な三尊形式とは趣を異にしたもので、木製台座の造りや各像の据わり具合を仔細に見ると、長年この組み合わせのまま伝来したものと思われます。ただし、長い時代の中で中央像が入れ替えられた可能性も完全には否定できません。しかしながら、像容や鋳肌、全体の気配には共通性が認められ、三体とも同一の工人、同時期に制作されたものと考えてよいでしょう。
三体はいずれも細身で伸びやかな体躯を見せ、過度な装飾性に頼らず、むしろ端正な立ち姿によって美しさを際立たせており小像ながら凛とした空気を宿しています。
向かって左の観音像には左足先の欠失が見られますが、鋳造時点ですでにその状態であったようにも見受けられ、後世の破損とは少々趣を異にします。そのため大きな瑕疵とは考えておりませんが、詳細は画像にてご確認ください。厨子は付属いたしません。江戸時代。

縦 2.5 横 5.5 高さ 6.5(cm)