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五尊石仏(郡山城石垣)拓本
五尊石仏(郡山城石垣)拓本
70,000円(税込)
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郡山城の起源は、平安時代に郡山衆によって築かれたと伝わる「雁陣之城」に遡ります。戦国時代になると、豊臣秀吉の実弟である秀長が天正13年(1585)に大和・和泉・紀伊三国100万石の太守として入城し、大規模な城郭整備を進めました。その際、城下周辺には十分な石材が乏しかったため、石仏や礎石、石塔、石臼など、さまざまな石造物が石垣材として集められたことが知られています。本拓本に写し取られた石仏もその一つで、奈良市の頭塔から運ばれた奈良時代の石仏であると考えられています。
この石仏は現在、郡山城天守郭南東に位置する台所櫓跡の石垣隅石下方に組み込まれており、堀の水面近くという極めて見えにくい場所にあります。そのため現地で確認することは容易ではなく、存在そのものを知らない方も少なくありません。私自身も、この拓本によって初めてその姿を知ったほどです。
城郭史、石仏史、さらには豊臣政権下の築城技術を物語る貴重な資料であり、拓本として市場に出る機会は極めて稀です。今回ご紹介する一点は、資料的価値のみならず蒐集品としても大変魅力的で、同様の品が再び入手できる可能性は極めて低いと思われます。
本紙 縦 67 横 67.5、 全体 縦 131 横 76(cm)