中台八葉院形台

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胎蔵界曼荼羅の中心に位置する「中台八葉院」を意匠化した木製の台です。本来は密教法具や小仏、あるいは何らかの荘厳具を載せるために用いられていたものと思われます。
一見すると彩色や華やかな装飾を持たないため素朴な印象を受けますが、よく見ると各部の造形は実に丁寧で、花弁の輪郭も端正に整えられています。簡素な中にも品格を感じさせる作りで、寺院において実際に用いられていたものでしょう。
表面は拭き漆仕上げで、長年の使用と歳月を経て生まれた飴色の風合いがたいへん魅力的です。落ち着いた艶があり、古い木工品ならではの味わいを楽しむことができるでしょう。
虫食い痕が見られ、穴からわずかに木粉が落ちることがありますが、現状で脆弱な箇所はなく、実用上の問題はございません。小ぶりな仏像や金工の法具、あるいは仏教美術品の展示台としても取り合わせの良い一品です。

直径 24.5 高さ 2(cm)