文殊菩薩像

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小さな厨子に納められた、江戸時代の文殊菩薩像。掌に収まるほどの小さな像ながら、衣の襞やお顔立ちなど、細部まで実に丁寧に彫り込まれており、当時の仏師の技量がうかがえます。こうした小像は、日々の祈りのために身近に置かれた「念持仏」であったものでしょう。
文殊菩薩は、仏教における「智慧」を象徴する菩薩として知られています。本像は右手に智慧の剣を持ち、左手には経典を携えた姿。剣は迷いや煩悩を断ち切る智慧を、経典は学びと正しい知恵を表すとされます。
時代を経たものならではの落ち着いた風合いや自然な経年変化は見られますが、持物である剣も残っており、全体としては概ね良好な状態を保っています。江戸時代

厨子 縦 2.5 横 3 高さ 7(cm)