御正躰

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髭を蓄え、束帯姿に表された像で、天神像を表したと思われます。
裏面には「正保○年 末 二月」と刻まれており、正保年間、すなわち17世紀中頃の作と考えられます。懸仏として見れば決して古い時代のものではありませんが、簡素な造りと肩肘張らない姿には、当時の信仰のあり方を身近に感じさせるものがあり神仏習合の名残が色濃くうかがえます。華美さを求めず、素朴に造られたところに本品の趣があるように思います。
裏面に年紀を伴うことも興味深く、こうした明確な年号を残す懸仏は多くありません。
鋳造時に生じたと思われる穴や、後補とみられる箇所がございます。また、時代相応の経年変化、表面の風化等も見られますので、状態につきましては掲載画像をよくご確認ください。

縦 15 横 14 厚み 0.3(cm)