「曼荼羅」扁額

  • 22,000円(税込)
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円や三角、四角、ルーペでようやく確認できるほど微細な経文などがが記され、それらが同心円状に五つ配された作品です。曼荼羅を思わせる構成ながら、意匠は驚くほど簡潔で、どこか現代のアーティストによる作品を思わせる静かな緊張感があります。印刷で、時代は明治頃のものではないかと考えております。
残念ながら、保存状態は決して良好とはいえません。紙には穴や剥がれ、日焼けが見られ、木枠も漆が剥落し、虫食いの痕跡が残ります。虫はすでに抜けているようですが、現状では多少の粉落ちもございます。
それでもなお、単に古いものとして片づけることのできない魅力があります。極度に切り詰められた構成と、細部に込められた祈りの気配。その簡潔さと精神性が、時代を隔ててなお、現代的な美しさとして立ち現れているように感じます。状態の難を承知のうえでも、手放し難いものを感じさせる一品です。

本紙 縦 15 横 78、 額 縦 23 横 99 厚み 2(cm)