丑の図幅

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牛を二頭描いた掛軸。構図や描写から見て、もとはもう少し大きな作品であったものが、後世、傷みのあった部分を除いて現在のかたちに仕立て直されたものと思われます。
墨の濃淡で表された牛の姿は、のびやかで量感があり、肩の力を抜いて眺められる一方で、どこか心に残る佇まいを見せています。二頭の配置も自然で、画面全体に穏やかな流れが感じられます。技巧を誇るというより、気配を描く筆致からは、禅僧や文人に通じる感覚がうかがえます。
牛という主題は、古くから禅の世界とも縁が深く、見る人それぞれの心境を映す存在として親しまれてきました。右下に落款が見られますが、作者については特定に至っておりません。紙本、紙表具(昭和の表具か)で時代相応の経年変化がございますので十分画像でご確認下さい。江戸時代。


本紙 縦 45 横 44、 全体 縦 117.5 横 57.5(cm)