室生寺籾塔

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室生寺の須弥壇下より発見されたと伝わる籾塔です。五穀豊穣を願って奉納されたもので、彩色を施したもの、胡粉を用いたもの、そして白木のままのものなどが知られていますが、本品は素朴な白木の姿を今に残した一作になります。こうした籾塔には籾を納めたものもありますが、本品は底部に設けられた孔に陀羅尼が納められています。陀羅尼入りのものは比較的数が少なく、信仰的な意味合いがより強く感じられる点も見どころのひとつでしょう。小品ながら、長い年月を経た木肌には古格が備わり、白木ならではの静かな味わいが魅力です。相輪部は竹製でオリジナル、虫食いの痕、底部の擦れや若干の傷みは見られますが、時代を考えますと状態は良好といって差し支えなく、むしろ古いものならではの風情として自然に受け止められる程度です。自立しますが、底部の痛みの為、やや傾きがあります。箱有。室町〜鎌倉時代。

縦 2 横 2 高さ 7.5(cm)