山葡萄製蓋付籠

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型番 A1315
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非常に珍しい形の山葡萄の蓋付の籠。こちらは籠を編む職人が自分の道具などを入れるのに造ったものですので、一般的に知られている鉈籠や背負い籠とは全く印象が異なります。表情は非常に乾いた感じで使い込んでトロトロというよりは乾燥し枯れた表情で独特の雰囲気を醸し出しています。少し大きいですが茶籠として好きな道具を集めても良さそうですし、そのまま飾っても良さそうです。山の民が作り続けてきた山葡萄の工芸品は今は工芸品として高い評価を受けておりますが、僕は工芸的な評価よりも縄文的な思想を強く感じる品であり、東北の持つ初源的な日本人らしい手工芸を代表するもののひとつだと思います。いまや専門の職人さんが存在しますがちょっと前までは山の民が各々作っていたもの。それだけ生活に密着した存在だったに違いありません。職人が個人的に作ったものの為、おそらく他に類例はないと思われます。作ることを考えても手間がかかりますので希少なものと判断しております。今後入荷することはないでしょう。*内部の縁まわりの布は最近直されたもので製作当時のものではございません。昭和期。

国名 : 日本 
サイズ: 縦 20 ×横 26 ×高さ 17(cm、おおよその大きさです。)